ダンジョンが10Fまでというのは、ウィザードリィのリスペクトである。
それくらいが作るのに限界ということもあった。
3フロアが同じ構造で一つのフロアも小さいのに限界とはと思うかもしれないが、
俺にはマップ作りのセンスがないので大変なのである。
マップ自動生成機能には大変お世話になった。
ダンジョンの広さも、サンプルゲームくらいのものが
ちょうどいいんじゃないかと考えた。
基本的にはボスとシンボルモンスターを配置できればいいだけだし、
余計な謎解きみたいなものは設置するつもりもなかった。
それでも、少しずつ各フロアに配置するキャラクターを変えることで
飽きないように努力はしたつもりだ。
そもそもコンテストに出品することにした時点で、
全体のボリュームは3時間以内にしようと決めたので、
各フロアの構造をあれ以上複雑にしても中身がスカスカになっただろうと思う。
構造を複雑にすることがゲーム性を高めることにつながるのか、
それともただ単に冗長にするだけなのか、
それはゲームのコンセプトによるだろう。
『DolL』はコンセプトからしても、ダンジョンが単純でよかったので、
ギリギリコンテストに間に合ったという面もあった。
実際、7Fから9Fは慌てて作ったこともあって雑な印象がある。
冷静に振り返ってみれば、10フロアも必要なかったかなとも思っている。
でもそうすると町と町の間隔が短すぎる気もするし、
プレイするのにはちょうどよかったかもしれない。
もし今度作品を作るとしたら、もっとマップの構造が簡単で済むようにしたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿